ま、とにかく私はAチームが好きなので、勿論この映画も見たい見たいと思っていた……わりには色々と阻まれて今になってしまいましたが、それでもなんとか見て参りました。
感想。
面白かった!
以上。
……というのもいくらなんでも簡単すぎるのでもう少し書きますが、トテモAチームだなあという作りで、やりたい放題のアクションと軽快な会話、このテンポの良さといいかげんさが伊達にAチームじゃないという出来で、そりゃあもう本当に嬉しかった。ホント、流石Aチームと言うしかないです。
そしてキャスティング。これは見るまで分からないと思っていた部分でしたが、全く問題なく違和感なく。凄い。
ハンニバルは見た瞬間彼だろうという……まあそれは脚本的に、っていう話もありますが、彼らしいパワーを感じたし。とはいえドラマよりかなりマトモそうだと感じましたが。オリジナルはもっと茶目っ気があるのよね。それでフェイスマンがいつも振り回されていたイメージが……。
フェイスマン(フェイス)はよりセクシーで奔放、腕っ節もあがったかな?ただし脚本的に固定女性キャラを、しかも彼から追っかけるタイプで書いてしまったのはちょっと勿体ない感。ドラマにも恋人はいたけれども、うーん。
コング(B.A.)はちょっと小さいかな……と思わないでもなかったけれども(でも多分彼が小さいというより、フェイスマンがでかすぎる)見事に違和感がない。本業俳優じゃないのにお疲れ様です。
クレイジーモンキー(マードック)は最初男前じゃないのこの人と思っていたけれども中身が大変アレで、オリジナルより強烈なクレイジーさ。病気だという部分がかなりとっぱらわれてしまっている(描写不足ともいう)からだと思いますが。いや一応精神病院入ってはいるけれども。
まとめて書いたら、褒めているのかどうか微妙な感想になっている気がしますが気にしないことにします。
ちなみに私は吹き替え版を観賞。これをわざわざ選んだというより、これしか選択肢がなかったんですが。字幕版も上映して下さい近所の映画館。とはいえAチームなら吹き替え版でも、というか寧ろ吹き替え版のほうがいいかも、とは思いました。だってドラマも吹き替え版を見ていたんだから。
ただ、故に実際どうなのか分からないところもないではなくて、だからそのうち字幕版も見てみたいかな……という気はします。吹き替え版のほうがいいような気はするのだけれど。刷り込みで。
とにかく、言いたいことは最高、というこれだけ。何も考えず楽しめる映画って意外とないからね。これはそういう映画の一つだと思います。まあ、全く考えないかっていったら、少しだけ考えさせるような所があって、あれは必要だったのかどうかよく分からないんですが。いくつかそういう無駄シーンがあった気がします。
あと、Aチームは人殺しってしていなかったような気がするんだけれども……まあ細かいことはいいか。大変細かくないことのような気がしますが、そんなことはいいんだよ的なのもAチームのいいところです。いいのか。だんだんよく分からなくなってきました。まあいいや。
ただ、私はドラマのAチーム好きだからそう思うだけなのかもしれなくて、Aチームを見たことのない人がこれを見てどう思うのか、それはサッパリ分かりません。私にはAチームだっていうフィルターがかかってしまうから。バカムービーなのは間違いないけれどね!
多分ドラマ知らない人にはダメなんじゃないかなと思います。話の展開というか、展開はまあ大丈夫かな、終わり方あたりが納得出来なさそうよ。私もいっそそのへんは続編とか考えないで綺麗に終わらせてくれていいのよ、と思ったけれど。
あと、元ドラマが好きな人でも、やっぱりAチームの皆が人を殺すのに躊躇しないあたりには抵抗がありそうな気がします。あんなキャラ設定なのにそのへんを出していないという絶妙さかげんも良かったからね、ドラマは。ただ自分で手下していないだけ、っていうのはあるけれどね!なんせAチームですから。
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あと、Aチーム特有の口上はラストに入れてくれてあったり、個々の台詞に何気なく入っていたりして、そのへんも嬉しかったです。勿論元のフェイスマンとモンキーが特別出演してくれていたのも。