ちょっとマイナーかもしれない、アメコミヒーローもの。何故マイナーと思うかといえば、私が原作を全く知らないからです!……スイマセン。キャラは知っているんだけれども内容を知らないというヤツです。こういうタイプの作品ではありがちだと思いますが。そう考えると私が元作品の内容を、そこそこでも知ってるものなんて片手で足りる気がしました。と考えると殆どがマイナーです!ダメだどうしよう。
ま、とにかくアメコミヒーローものなのは確かなので、当然それっぽいところから入るんだろうと思っていたら、なんていうんでしょう、舞台がアフガン?これはちょっと入りにくかったです正直。ホントにこんな原作なんでしょうか。というかいつの作品なんでしょうアイアンマンて。
……ちょっと気になったんで調べに行って参りました。うーん、原作の入りはちょっと違う?ベトナム戦争が舞台っぽいので、現代風の戦場にしたということかな。正直、あんまり成功している気はしないけれども、だからといってそのまんま持ってくるのも問題があるような気がするわけで、うーん難しい。
しょうがないのでそのへんはなかったことにして!それがいいのかどうかはおいといて。いやまああれのせいで、あら思ったよりシビアな内容なのかしらと思って見るのを躊躇しかけたりもしたんですけれどもそれはさておき。
とにかく魅力的だったのは映像でしょうか。ホントに技術の進歩って凄いわね。
じゃなくて、スーツを作る過程が楽しいのです。最初の、洞窟で作っているロボコップのポンコツバージョンみたいなアーマーも、いやそれじゃあ作れないでしょう!みたいなかんじが逆にイイ。そこで、ああそうだった、これアメコミヒーローものだったわね、と思い出せるから。あと勿論、あんな作りなのに強いところも。でも一緒にいた方があっさりお亡くなりになってしまっていたのには……。あの方が心臓にくっつけたパワーの元を加工した人なのよね。ってことは偉大な方なんでしょうけれども、見目が何故かうさんくさくて見ていて心配だったのは秘密です。
……話がずれたわ。
そして二作目。これの試着している時が一番いかしていたかも?見事にぶっとんでしまうところとか、屋根突き抜けちゃうところとか、パワーを調整するのって大変ね。
勿論完成品の時も魅力的で、とにかく作っているところが楽しい。それがメインのような気もするし。そうでもない?
更に装着して、いきなり自分が捕縛された所で敵をふっとばしふっとばし、そして爆破!爆破!という気持ちの良さ。こうなってくるともうすっかりアメコミです。舞台はやっぱり微妙な気もするのですけれども、それでもだいぶ滑稽無糖なかんじが出てきていい具合です。いやその前のスーツ作りで充分そうだという話もあるのだけれど。
そしてラストはロボvsロボ。ここまで行くともうそのアクションだけを純粋に楽しめるので良。無駄に長くもないしね。
ラストの一言はちょっとびっくりしたし、ああ続編があるのねとも思ったけれども、あれで締めてもいいような気がするなあ。というかなくてもいいような気がしてしまいました。ある意味綺麗に締めてあると思うのよね。ヒーローものお約束でしょ、ラストに正体がばれるのって。ダメ?
あとウッカリしていましたが、主役のロバート・ダウニーJr.は、なかなか悪党っぽいかんじで独特でいいね。キャスティングはそれぞれいいかなあと思います。皆歳喰ってるのがイイ。なかなか珍しくて。